水道水の放射性物質について
水道企業団ではお客さまが安心してお飲みいただける水道水を供給するため、3インチNaI(TI)シンチレーションスペクトロメータを整備し、独自に放射性物質の検査を月に1回実施すると共に、厚生労働省が示す「水道水中の放射性物質に係る管理目標値の設定等について」に従いゲルマニウム半導体検出器を用いた検査方法で3ヶ月に1回以上(※)の検査を委託します。
現在のところ放射性物質は不検出ですので、安心してご利用いただけます。
水道水中の新たな目標値 放射性セシウム(セシウム134及び137の合計)を対象として10ベクレル/キログラム
装 置 微量放射能測定装置
3インチNaI(TI)シンチレーションスペクトロメータ(応用光研工業株式会社製 FNF-401)
測定方法 厚生労働省の「水道水等の放射能測定マニュアル」におけるシンチレーション式スペクトロメータによる放射能測定法
測定物質 放射性ヨウ素(131)、放射性セシウム(134)、放射性セシウム(137)
測定時間 4000秒(約67分)
検出限界値 各5ベクレル/キログラム
測定場所 坂戸浄水場(出口水)、鶴ヶ島浄水場(出口水)、多和目配水場(出口水)
(ゲルマニウム半導体検出器を用いた委託検査の場合は、坂戸浄水場(出口水)、鶴ヶ島浄水場(出口水))
※・・・検査頻度を減ずることができる場合とは、表流水の影響を受けない地下水であり、原則としてゲルマニウム半導体検出器を用いた検査で2012年4月以降に3ヶ月連続して放射性セシウムが検出されなかった場合です。水道企業団の井戸は、表流水の影響を受けない地下水ですので、2012年4~6月の結果が検出限界値未満でしたので、3ヶ月に1回に減じています。
平成23年度~令和4年度の放射性物質は、不検出でした。令和4年度以前のデータにつきましては、下記までご連絡ください。
水道企業団では、埼玉県企業局※1の吉見浄水場から購入した県水※2(約80%)と坂戸市・鶴ヶ島市内の井戸からくみあげて浄水処理した自己水(約20%)を合わせた水を、お客さまへお送りしています。多和目配水場系(西坂戸、多和目、四日市場の一部 町屋、上新田の一部、高倉の一部)は、県水がほぼ100%となっております。
吉見浄水場から購入する県水は、荒川水系(武蔵水路から利根川水系の流入があります。)の河川水を処理した水道水です。一方、水道企業団の自己水は、坂戸市・鶴ヶ島市内に30本ある深井戸(約200m程)からくみあげた地下水を処理した水道水です。企業団の自己水は深井戸であることから、放射性物質で汚染される可能性は低いと考えられます。 また、お客さまにお届けする水の大部分である県水は、埼玉県で放射性物質を測定し、結果を公表しています。詳しくは吉見浄水場 測定結果<埼玉県ホームページ>をご覧ください。また埼玉県の水の安全性(Q&A)<埼玉県ホームページ>についてもあわせてご覧ください。
※1 埼玉県企業局・・・埼玉県企業局は、市町等の水道事業者に対して水道水を供給する水道用水供給事業者です。
※2 県 水・・・埼玉県企業局の浄水場で処理された水道水です。鶴ヶ島浄水場と多和目配水場に送られてくる県水には、大久保浄水場の処理水が一部含まれている場合もあります。
<<このページに関するお問合せ>> |
坂戸、鶴ヶ島水道企業団 浄水課水質担当 |
TEL 049-285-8138
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